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機械仕掛けかクォーツか

出張のついでに寄った駅の書店で、penという雑誌を手にしました。
タイトルは、「最初と最後の腕時計はどれだ?!」腕時計の特集です。

腕時計好きな私は、黒スーツ出張族のおじさま方をかき分け
男性雑誌コーナーから雑誌を引き抜きレジへ。
各々のブランドの歴史や、代表作品の写真など盛り沢山の紙面構成で
新幹線の移動中、有意義な時間が過ごせました。

ムーブメントは「機械仕掛け」がやはり面白いですね。
日常生活に全く必要無い?クロノメトリー・コチコチと目まぐるしいほどの動きを表現したタイプは
やはり男性の趣味のカテゴリー。緻密な細工はマニアの領域。
とことんこだわるのは、やはり男性のほうが多いようです。

女性用のドレスウォッチやアンティークも
もちろん大好きですが、仕事柄着ける機会が全く無いです。
手動巻きがほとんどなのでケースの中でじーっと止まっています。(苦笑

現場に行く時に着けることの多い、ジャズマスター(自動巻き)レディース物でも重いほうですが
ガンガンぶつけても平気な頑丈さと気軽さがハミルトンの良さ。

打ち合わせで良く着けるのが、エベルのベルーガ(クォーツ)
エベルは「時の建築家」とも呼ばれるブランド。最近のお気に入りです。
こちらもスモールセコンドが付いているタイプなので女性物でも少々大ぶりです。

先日、「機械仕掛け」時計をオーバーホールに出したらそこそこの費用がかかってしまいました。
良い時計はメンテナンスも必要になりますね。
クォーツ時計は重さも軽いですし、オーバーホールも傷がなければメンテナンス費用もそれほどかから無いので日常的に必需品。
機械仕掛けの時計もクオーツ時計も機能性と意匠性で選ばれる_という点では、建築設計と同じかもしれませんね。
あまりメンテナンスに費用がかかるのも困りますが、機能だけというのも味気ない。

そんなことを考えながら雑誌も見ておりましたら、目的地にあっという間に到着しました。

ちなみに、美しく機能的な時計はやはりそれなりに高価な物が多いのですが
数十億数百億もする時計が世の中には多くあるようです。それって、建築ビル施工費レベル?!

人生を共に刻む時計。やっぱり自分らしい物を持ちたいですね。
私の「最後の腕時計はどれだ?!」

やっぱり「機械仕掛け」かな?

もちづき

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[写真は、pen12月1日号から]