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SANSHIBA

エントランス見上

三芝硝材国吉本社工場

クライアントとの出会いは、20年以上前に遡る。
当時、京都のワコール本社ビルの設計担当者であった私は、完成間近の工事現場にて西社長と出会う。

京都に本社を持つワコールは、新幹線とJR在来線にほど近い場所に本社を新築するにあたり
その外壁硝子の防音対策に、全ての外壁硝子を合わせガラス施工を行っていた。(当時は非常に画期的な工法であった)
そのガラスを製造したのが、高岡市に拠点を持つ三芝硝材株式会社であった。

その何年か後、設計事務所を辞め独立した私は再び西社長と出会うことになる。

どちらかというと、工場には経費をかけず
とかく何を製造しているかわからない工場が多い国内の製造メーカーの中で
西社長は事業コンセプトに、いち早く“Glass Show Factory”という明快なテーマを掲げ
『自社製品を体感しながら製造過程を見せる』 という計画方針を建築家に託した。
それ以外の要請は一切無かったと記憶している。

その結果、建築はオフィス機能と生産工場で構成され
経営陣及び営業担当者を含め全てのスタッフは、いつでも加工工程を把握可能となった。

ファサードとなるオフィスの前面には、高さ10M幅2Mの印刷フィルムを圧着した特殊合わせガラスを施し
その上部には積雪荷重を考慮した、合わせガラスのキャノピーを設計に取り入れた。
紛れもなくそれらは同社の主力製品であり、ゲストを迎える為の装置でもある。

この建築は私にとってのデビュー作であり、クライアント社との共作であり、同時に日本の製造業に対するアンチテーゼ的作品でもある。

敷地面積:14,225.00㎡/延床面積:5,397.30㎡/鉄骨造地上2階 ガラス加工工場・事務所
設計協力:SDルーム(構造担当・濱田義之)建築環境研究所(設備担当・阿部成人)
建築施工:株式会社 大林組

写真撮影:ARTREC・小林俊之

● インテリアはこちらからご覧ください

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Date
  • 2016年9月30日
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