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継続する力

正月気分もすっかり冷めて、進行中のプロジェクトも本腰入れて『よーし!行くぜ!』という時期に毎年のごときやってくる、官庁の指名願いの提出日。

弊社のように小さな規模の設計事務所には、大型建築や華やかなプロジェクトの入札は望めないのですが
滋賀県で事業を開始し、権利を得た平成25年から指名業社として登録を続けています。

独立する前に勤めていた高松伸建築設計事務所では、毎年多くの都市や市町村に指名を受け公共事業にも積極的に取り組んでいました。
1月〜2月にかけて、事務系のスタッフ数名がテキパキと書類をまとめ全国に提出に行っていた様子を見ていたので
自分の事務所を持ったら、必ず官庁建築にチャレンジしよう!と心に決めて今に至ります。

4年前にひとつ小さな仕事を落札した後は、
官庁建築まで手が回らずに(非常にありがたいことに)入札どころでは無い日々が続いております。

毎年毎年、今年は指名願い提出をどうしようかなぁ?と思います。
納税証明・建築士の証明書の発行・社会保険の書類の提出・諸々書類の記載など
なかなか時間とお金が掛かる作業なのです。

ただ、この書類を作ることによって
毎年企業としてキッチリ税金を納め、講習を受け続け
建築士事務所の登録義務を果たし、社会に参画しているのような自負と
どのような類の建築であっても、受注のチャンスを持ち続けることの意思は不可欠と考えます。

建築とは、常に社会と歩んでいく産物
そして、法律とその基軸を担う官庁とは切っては切れない業務です。

役所の指名を受ける権利を継続し続けることで
いつか来る大型物件???に備え、空のはるか遠くにある夢を追い続ける建築家の独り言でした。

もちづき

 

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[写真は琵琶湖上空の飛行機雲_1月の晴れた日に]

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