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マイクロフィルムのロマン

改修やリノベーションの仕事が続いています。

今お手伝いしている建築は30数年前の竣工、京都を中心に活躍された富家先生の設計によるもので、
もちろん、当時は手書きの図面だったわけですが
マイクロフィルムに残されたその図面も設計も共に素晴らしく、
改めて、設計図というものは次世代へ伝承するものだという事を実務を通じて痛感しています。

また、残された図面から様々な事を想像し
新しい手法を加えた図面を、また我々が残していく_と考えますと、改修というどちらかというと地味な仕事も、なかなかロマンがあって奥深いものです。

最近の建築家は、先人達に敬意を表すると同時に
自身を含めもう少し図面に重きを持って仕事をしないといけないですね。
CAD技術が進んだとは言え、AIに取って代わられる時代に
少しでも軌跡を残しながら、進みたいものです。

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