琵琶湖なぎさ公園
設計担当いたしました
大津市企業局・給水スポットプロモーションが、
2021年・RefillJapan_審査員特別賞を受賞しました。youtube動画はこちらからご覧いただけます
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★マイボトルを持ち歩くライフスタイルのプロモーション動画
身近にあるもの
大津市に住んで車で県内を移動すると、本当に湖か?と、改めて琵琶湖の大きさに方向を見誤る事がある。
この町の背景には必ず湖がある。
小さい頃、富士山が美しく見える地域に住んでいたが、あまりにもいつもそこにあるためからか
特に意識もせず毎日を送っていた。離れてみるとその存在の素晴らしさに気がつき
『一度でも富士山に登ればよかった。。』と反省した。
京都もそうだ。あれだけ、長く暮らしていたのだから
『もう少し歴史を意識しながら過ごせばよかった。。』
身近な偉大なものほど、焦点がボヤけ見えにくい事がある。
幸い、富士山も京都の街も琵琶湖もまだそこにあるのだけれど
それは果たして未来永劫現存するのだろうか?
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大津市企業局の事業計画である。
大津市企業局はここ数年、少し変わってきている気がする。
何かエネルギッシュというか若い勢いを感じる。
広報誌『パイプライン』の紙面も洗練されてきた。
聞けば、“水”という壮大なテーマを掲げ、経営戦略室というチームが文字通り何か戦略を練っているらしい。
物事は大きすぎると人々には少し見えにくく
どちらかというと、少々小さいくらいのものの方が分かりやすい現象があるようだ。
何かを変化を得ようとする際には、手に取れるものに注視する事は大事な事なのだろう。
そして、小さな工作物を作る事になった。
小さいけれども、壮大な戦略が隠されているらしい。
湖を背景に工事は着々と進むと聞いている。
いったいどのような最終形態となって姿を見せるやら、弊社チームも楽しみである。
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琵琶湖は、母なる湖と呼ばれるが
母に例えられるごとく、あまりにも大きな存在のため時として私たちの目には霞んで見えてしまう。
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大津市と企業局の指針に大いに期待している。
今回のMOAの仕事は、地元行政とのコラボレーションという初めての試みとなったわけだが
私どもチームの力が少しでも地元・大津市に還元できたならありがたく思う。
母や父と同じように
偉大で身近にあるものは、いつまでも同じカタチでそこにはいないのだから。
事業主・設計監理:大津市企業局
用途:給水スポット
デザイン監修:一級建築士事務所・有限会社MOA/望月協子
構造協力:新町設計・一級建築士事務所/前原大樹
設備協力:株式会社・M設計室/西村美智子
- 2021年9月22日