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月別: 2021年2月

  • 2021

  • 体育館と保健所

    2021年も2月に入り、
    そろそろ花粉症対策を、本格的に行わなければならない季節となった。
    早くもテッシュ片手に
    昨年末、改修設計を契約させていただいた作業が佳境に入っている。
    小規模ながら7年ぶりの公共受注の仕事となる。

    昨年は、新しいウィルスとの共存に
    真っ向から向き合う覚悟を必要とされ
    誰もが生活の変化を余儀無くされたことだろう。
    この出来事は、私の思考にも大きな衝撃を与え、
    今まで培ってきた価値観を一から問い直す機会ともなった。

    自分自身の問いかけに結論や回答を出す必要は無いにしろ、
    今までとは少し違う部分の脳を使う必要があると感じた。
    そして社会の変容のさまを、少し立ち止まり歩調を緩め、
    見極めたいという焦燥に駆られた。

    そんなタイミングで、
    体育館の改修設計はスタートし
    今まさに作業の中核位置に差し掛かっている。
    もう一つ、保健所の内装改修もそろそろ纏めなければ。

    体育館と保健所
    何となく、ワクチン接種という共通項でくくられそうな2案を抱え
    コロナはもちろんの事、風邪などひく暇などない。
    加えて花粉の季節、緊急事態宣言がどうなろうと外出などしようものなら
    目が痒くなり仕事にならなくなる。

    花粉症の小さな事務所を営む設計士には
    ただただオアトリエに篭る日常が続くだけである。